髪を洗ったあと、きちんと乾かしていますか?
濡れたままの髪はキューティクルが開いた状態になっていて、傷みやすくなっています。また、放っておくと臭いの元となる菌が繁殖しやすくなってしまいます。
髪は出来るだけ早く乾かしてあげましょう。
ただし、髪の乾かし方にも一定のルールがあります。間違った乾かし方ではかえって髪を傷めてしまいます。
すこやかでうるおいのある髪を保つためにぜひ知っておいて欲しい基本テクニックをご紹介いたします。
タオルドライ
最初はタオルドライをしっかりやりましょう。
髪をタオルでおおい、優しくポンポンとたたくようなイメージで、またはタオルの上から指の腹で頭皮を軽くマッサージするようなイメージでタオルに水分を吸わせます。
髪の毛どうしをゴシゴシこすらないように注意しましょう。摩擦でキューティクルがはがれてしまう可能性があります。
まずはタオルドライで水分をある程度とっておくことが大事です。
頭皮や髪の根元から乾かす
タオルドライの次にドライヤーを使って頭皮や髪の根元から乾かしていきましょう。
髪についた水分は、重力にしたがって上から下にさがっていきます。まず、上にある根元から先に乾かしましょう。
ドライヤーを髪から15cm以上離して小刻みに揺らしながら広範囲にあてて、1か所に温風があたりすぎないように気をつけましょう。
ドライヤーが髪に近すぎると髪の耐えられる温度を超えてしまい、髪のタンパク質が変性を起こしだんだん固くなってしまいします。
ドライヤーの温風を3秒ほど頭皮にあてて熱かったら髪に良くない温度です。頭皮は熱く感じますが、髪は熱さを感じることはないのでいつの間にか髪がヤケド状態になっている恐れもあります。
くれぐれも温風で同じところをあて続けないように注意してくださいね。
毛先まで乾かす
頭皮や髪の根元が乾いたら、徐々に毛先まで乾かしていきましょう。
ドライヤーは頭の上からあてるようにして、髪には斜め上から温風があたるようにします。
9割がた乾いたら温風をいったん止めましょう。
温風だけで髪を乾かしてしまうのは良くありません。乾いた後の髪にも余熱が残ってしまうため、必要な水分まで蒸発してしまい、パサつきやすくなってしまいます。
冷風で乾かす
最後に冷風をあてて、髪の根元から毛先まで全体を乾かしていきましょう。
髪の余熱を冷ましながら残りの水分を乾かすことで、キューティクルがキュッと引き締まります。
キューティクルが引き締まることで髪の水分や栄養が逃げにくくなるので、髪全体のうるおいが保たれツヤが出てきます。冷風は頭皮のうるおいも保ってくれます。
まとめ
髪は出来るだけ早く乾かしましょう。
最初はタオルドライをしっかりやってから、次にドライヤーで頭皮や髪の根元から乾かしていきます。
根元が乾いてきたら、だんだん毛先の方へ向かって乾かしていきます。
温風で乾かしきる前に冷風に切り替えることでキューティクルが引き締まりツヤのある髪に仕上がります。